Dear

2015年4月2日
目を閉じると、「もう来てるかな?」とワクワクして、アウトルックを開いた私を思い出すのです。
そして、何十分も、その日のあなたのこころに思いを侍らせた、私を思い出すのです。

今思えば、あのころの私は、あなたという人をすこしでも理解したくて、できるなら支えになりたくて必死だった気がします。

けれど、いつからでしょう。
理解したい思いは、理解されたい思いに変わり、支えたいはずの思いは、支えられたい思いに変わり、そんな自分に気づきながらも、許されるままに甘えていました。

酔っているあなた以上に酔ったり、落ち込んでいるあなた以上に落ち込んだり、私は、あなたを困らせることで、あなたを繋ぎとめようとしていたのかもしれません。

どんなに考えても、答えなど出ようがないのです。
出る必要も、ないのでしょう。

あなた。
できるなら、人生に、こんな悲しみはなくて良かった。
こんな果てしない、そういつか、私が天に召されても、きっともう会えないのだろうと思う、こんな悲しみはなくて良かったと、毎日毎日思います。

天国ですら、きっともう会えないのでしょうね。
天国ですら、歩かなければならない道が、あるのでしょうね。



地球の裏側で
今頃寝てるんやろうな
ちゃんと寝れてたらええな。
そばにいてやれたらな。
ごめんな。



ときどき、ふと届くエアメールには、いつも、「ごめんな。」という言葉がそえられていた気がします。



あなた。
私は、いつか、私の中にできてしまった、真っ暗な世界から抜け出すことができるのでしょうか。

今日も分からないまま、一日が終わります。




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