ベンチ

2014年5月14日
私が知らない、あなたのしあわせと
あなたが知らない、私のしあわせと

ゆるやかな風と、緑の匂い

___________________

あなたには「彼女」と呼ぶ人がいて
私には「彼氏」と呼ぶ人がいて

私たちは友達に戻った。

だから

もう、この部屋に来たりしちゃいけない
そんなに自然に、私の寝る場所で眠らないで

夜中に電話をかけたりしないで
そんなに酔っ払わないで
苦しげな声を出さないで

だって、やっぱり駆け出してしまう
友情なのか、愛情なのか、心配なのか、不安なのか、好きなのか
分からないまま
それでも駆け出してしまうから

だから

もう

どんな声を聞いても
駆けつけることなんてできない場所に行ってしまおう

そうだ、そして
もう少し、もう少したったら
また会えばいい、また話せばいい
そしたらきっと
もう、曇りのない、陰りのない、笑顔でお互い会えるはず

そんなこと思ってた

友情なのか、愛情なのか、心配なのか、不安なのか、好きなのか
そんなこと、未だに分からない
分かる必要もない人生を選んだのだから

あなたの目に映った世界を
1枚、1枚眺めている

あのとき、どうして、この世界をいっしょに眺めることができなかったんだろう

空を見上げるとき
空の広さに、青さに、感謝するようになったのはいつからだろう。






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na

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