夜更かし

2014年2月16日
むかし、友人が言った。

「人間が生きていくためには優越感が絶対に必要なんだって。」と。

そのことばは、ひどくこころに残った。
なぜなら私は、この「優越感」を持つことに殊更苦手意識を持ってたから。

「そうか。だから生きることが、ときどき難しいのか。」と納得もした。

「謙遜」は日本人の美徳だという人がいるけれど、「謙遜」は実は最大の優越感なのではないかと思うと、「謙遜」も苦手に思えるから、謙遜が必要な場面は居心地が悪い。

きっと。

すこしでいい。
自分で自分を許してあげることができたら、ほめてあげることができたら、もうすこし楽なのに。

むかし。

嫌なことばを言った。
「あなたはわたしを被害者にして、わたしから自尊心を奪おうとする。」
「自尊心なんて、これっぽっちしかないの。なのに、どうして持っていこうとするの?」

あのころ。
私がもうすこし大人だったら、何も言わなくて良かったのだと思う。
声にすることが、ことばにすることが、いつも必要なわけじゃないことを、もっと早く知るべきだった。

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いつも。
同じ問いを、投げかけ続けている自分がいる。
その問いにこたえが出る日はないのだろう。
私が、今の私であり続ける限り。


限界を思い知るとき、私の思考は日常へと還る。
その程度のこと。


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こころが震えて、突っ伏して泣いたなら、また歩き出せるはず。
大丈夫、かなしいくらい、私は弱くない。

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こころあることばに見せかけて、装い、踏み込むのはナンセンスだと思うのです。
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崇高に思えたものは、ただそのままに崇高であり、
私は、日常により生かされていることに感謝したい。
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だれも、だれも知らなくていい。
けど、かけがえのない、たとえそれが私にとってだけのものだったとしても
大切なめぐり会いだったのです。

だからこそ、だれも知らなくていいのです。
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死生観は人それぞれのもので、ただ、はじめていつか私も土へと還っていくことを深く思いました。

「Deceased」この一言でしか、あなたが召されたことを知り得なかった現実を、私なりに受け止め、静かに、こころの中で、手を合わせたいと思います。
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娘にとってバレンタインは、せっかく大好きな幼馴染の男の子に手作りのチョコレートを渡すのだとはりきっていたのに、おたふくのせいで渡せず終い。

まだ、たった5歳だというのに。
子ども向けの料理番組から知り得た情報を元に、チョコレートを湯煎して溶かし、一生懸命ハート型に流し込み、正直、見た目は何とも微妙な出来栄えです。

それでも本人は大満足らしく、早く会えないかなと楽しみにしています。

この子もいつか、だれかを好きになって、傷ついたり、傷つけたり、たくさんの経験をするのでしょう。

この子が、どうか幸せな人生を歩んでくれますように。

それが、私の親としての切なる願いです。
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ああ、こんな時間にコーヒーなんて飲むんじゃなかった。

つくづく後悔しています。








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