手紙 20140205

2014年2月4日
きっと、もう考え込む必要などなくて、私は、あのときのあなたを信じていればいいのだろうし、信じるということが、何より苦手な私に、あなたが最後の最後にくれた贈り物が、あなたを信じる、この気持ちなのだと思うから。
もう、空の向こう。
あなたに問いかけるようなことはやめる。それがいいって、あなたも思うでしょう?

ありがとう。って、伝えたいけど、ごめん、まだ伝えられない。
ありがとうって、思うとね、「ああ、もう、本当に会えないんだなあ」って、しみじみ思っちゃってさ、涙が止まんなくなっちゃうんだよ。

あの頃、苦しくて泣いているときすら、「この涙は本当に流れてもいい涙なのか?」って自分に問いかけてしまうほど、いつも、私のこころは猜疑心で覆われていて、たとえ涙がこぼれても、この苦しみは全部じゃないって、つよがることでしか自分を守れなくなっていたの。
正直に伝えたいのに、伝えたいと思えば思うほど、薄暗い感情が渦巻いて、寂しかった。
生きることが、たまらなく寂しかった。

今さら、遅いよね。
分かってる。うん。

けど、出会ってくれてありがとう。
あなたがいたから、だれかを分かりたい、支えになりたい、笑いたい、そばにいたい、素直になりたい、そういう全部、全部を持つ人になれた。持つことが許された。
真っ暗な世界から、私を救ってくれたのは、紛れも無くあなたでした。
そして、そんなあなたが、本当に大切だった。

空の向こうはあったかい?
今日ね、雪が降ったよ。
寒かったなあ。
よく眠れてる?
こっちでは、眠れない日も多かったよね。

どうか、あなたが、穏やかでやさしい光に包まれていますように。
しあわせでありますように。







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